分量間違えて作りすぎたって
気づいた時には遅すぎて
とりあえず盛り付けた二人分のご飯
いつもの食卓向かいの席に君の姿だけ足りなくて
涙の味　半分の夕食

あんたなんか嫌いよ　もう出て行って
冷たい言葉を並べては
新しい生活に期待してた昨日と
洋服も靴も半分になって
失ったものの大きさに
いまさら気づいて怖くなる今日

くすぐったりくすぐられたり
抱きしめたり抱きしめられたり
きしむ音がするたびに愛を確かめ合ってた
二人じゃ狭かったツインのベッド
一人じゃちょっと広すぎて
シーツに残った君の気配
大好きだったあの香りに
枕を濡らす　半分の夜