3月1日
作詞 lira
カレンダーを見る回数が増えた
指を折って数えるようになった
下を向いてため息をつくようになった
この日まで なにができただろうか
貴方は 仲間と笑って 目を潤した
私は ひとりで陰で 雫を落とした
この日もまた 『勇気』の文字が消去された
最後まで私は 自分の弱い心が殺されないように守るだけだった
弱い心を守ることで安堵するはずなのに どうしても涙が止まらないのは
きっと、『勇気』が弱い心に殺されてしまったせい
どちらかが殺されてしまうならば
自分で『勇気』を殺すか 貴方に弱い心を殺されてしまうか 二択ならば
貴方に弱い心を殺された方がいいと思えた
貴方なら
弱い心が殺されれば
私の中に残るのは『勇気』だけになるはずだから
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