夢見る金魚
作詞 石田樺宵
水の中から見える景色はぼやけていて
貴方の顔がはっきり見えない
水の中で貴方に話しかけるも
言葉ははっきり伝わらない
浮かぶ気泡が弾けて消えて
私は限られた箱の中で
誰かにすくってもらいたくて
水面近くを行き来するの
水の中から見える景色はぼやけていて
輝いているはずの星が
私にはただの光に見える
早く逃げたいこの箱の中から
見慣れた箱の中を泳ぎながら
私は一人夢見るの
今までに見たことのない景色を
この目で見れる日のことを
水の中から想像する景色は鮮明で
思い浮かべるだけでも素敵で
まだ見ぬ世界に心躍らせる
早く出たいこの箱の中から
この狭い箱の中は自由が限られる
届かぬ声が水に溶ける
いつかすくってもらえると
信じる夢見る金魚
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