もう誰もいない
この部屋の隅で
過ぎ去った思い出に
手を伸ばしてみた

笑いあった日々
泣き合ったあの日
忘れかけた僕の中で
目を覚ます


もうすぐ　去ってしまうキミを
引き止めてしまいたい
けど　わかってるから
前に　進むために
この手　離すね


『Bye-bye　また明日』
今日とキミにサヨナラ
明日会えない現実は
置いといてさ

僕ら　また会う日を
明日としようじゃないか
その日までキミを
ここで待ってるから





今、歩き出した
僕の右手には
キミがくれた勇気を
握っておくよ


恐いとき　泣きたいとき
不思議と楽になれるのは
キミが側で笑わせてくれたから


『泣きたいときは泣けばいい』と
泣き虫の僕に
キミはいつもそういって
笑いかけるけど

今は　泣かないから
今日は笑うから
キミが居ない日でも
笑えるように



震える手がつかむ手紙
『ありがとう』の文字が歪む
こぼれ落ちる前に
袖口で拭った


『Bye-bye　またね』って
僕を置いてくキミに
『Bye-bye　また明日』
って返すんだ

僕ら　また会う日を
希望と僕は呼ぼう
『ありがとう』をキミに
『ごめんね』をキミに
『Bye-bye』と共に