いつか見た　あの日を　私は忘れない
オレンジ色に染まった　あなたとあの空を・・・

悲しむことに　慣れてしまって
真っ暗な部屋に　一人膝を抱えてた
冷たいフローリングの床に　自分の手を押し付け
あの日を　思い出してたの

「もう戻れない・・・」
かすれた声で言うの　涙がこぼれてきた

頭では分かってるの
それでも心が　追いつけない
私は　泣き叫んでる
早く　誰か　この手を引いて
闇雲に伸ばした腕に　何か当たった

懐かしいぬくもりに　また出会ったの
愛しいあなたの　笑顔は見えなくて　
あなたの声が　聞こえてくるの
「待たせたね」って

蘇るあの空とあなたの笑顔

見えなくなった
私の瞳を　あなたの手のひらが
優しく　包み込む
暗い　世界に　光がさす
やっと見えたのに目の前が　涙でかすんでる

あなたの　その頬のあたたかさに
「遅いよ・・・」
と笑顔であなたとこの世界を見る。