完全に止まったこの腕を もう一度振り上げて 石から解いて あたしの自由はあなたにしか邪魔できない どうせ聞こえるのは虫の羽音だけでしょ 背景は動く 主人公(あたし)は変わらないまま 葉の色だけが変わってく いっそ生きることさえ忘れて 空気の動きを感じて 壁の色さえわからなくなっても 「君を満足に愛せない」 かすれる歌に棘を与えましょう