G-you の power
作詞 Norisen-bay
アンドゥーは悩んでいた
アンドゥーは日本で生まれ育った
生粋の日本人
アンドゥー自慢はギャランドゥー
アンドゥーは悩んでいた
アンドゥーは仕事が無かった
無職だった
アンドゥーは死さえをも考えた
生と死の間はとても薄いから……
でもアンドゥーは気付いた
日本で生きていたらなんとかなる
アンドゥーは気付いた
Gに身を任せれば良いんだ
目の前には頑丈なコンクリート
Gによってアンドゥーの前にそびえ立つ
アンドゥーは立ち上がった、鉛筆を携えて
ガリガリ!!ガリガリ!!
コンクリートの壁に亀裂、そして隙間が!
ぱらぱらとかけらが地面に落ちた(それはGのお陰)
壁の向こう側の光がアンドゥーを覗いた(その時アンドゥーも光を覗き込んでいるのだ)
ガリガリ!!ガリガリ!!
コンクリートの壁の隙間をアンドゥーは広げた
まるでGに逆らうようでいて、Gとともにあった(それは美術かもしれない)
壁の向こう側の光をアンドゥーは受け入れた
世界は開けた(それはモーセに似ている)
隙間からアンドゥーは飛び出した
だからアンドゥーは自由だ
自由になれた(気がした)
重力ですぐにアンドゥーは落ちた
しかしアンドゥーは不幸では無かった
Gに身を任せていたから
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