ねえ まだ 覚えているかな
幼い頃に二人で見た 夜空を
星に願った拙い未来を
見失いそうな僕らは
何を信じればいいの
ずいぶん遠くまで来てしまったみたいだけど

ねえ まだ捨ててはないよね
二人だけの星座の地図を
ああ もう壊れてしまった
秘密基地に埋もれているのかも

キラキラしていた星屑はクズに塗れた
目を凝らして やっと見えた光

どうしてもっと早く気づけなかったんだろう
伸ばした手が手に届かないよ
一緒に描いた夢はいつの間にか千切れて
別々の道を歩む僕らの上で涙している

深い深い闇で 惑う希望と諦め
それでも聴いて欲しい
「もう一度、逢いたいよ」

響く泣き声は光年を越えるかな
伸ばした手が届かなくても
ずっと一緒にいると誓いあった心だけ
飛び立ってゆく 真空へ
何にも隔ての無い世界へ
さようなら

ああ また 二つの星が
新たに生まれ闇に点を増やす
それを地図へと記そう
綺麗で無垢な糸で結んで