二度と会う事は無いはずだった

二度と話す事さえも

僕らの一年間がこんな形で終わってしまうとは

思いもしなかったけど少し予想はしていたよ


見えない未来をそのまま見ないフリしていた

誤魔化し誤魔化しやっていったとしても

いつか必ずボロは出るものだ


君がまさかあんな風になるなんてね

僕の不幸を願って最悪な別れ方をしたのに

とても意外だったよ

最初は罵倒の言葉ばかりだったのに

放っておいたら縋りの言葉に変わってた


もう一度会いたい

今でも好きだよ


そんな事言われたら

流石の僕でさえ揺らいでしまうじゃないか

折角諦めがついたのに

折角乗り越えようと努力していたのに

君の言葉を無視する事が出来なかった

僕が悪い


諦めが二人に平和をもたらすならば

これは正しい決断じゃないだろう

間違ってる、間違ってる

分かっているのに拒絶出来ない

君は僕とどうしたいの？



昔から結局変わっちゃいないのさ

逃げて追っての堂々巡り

鬼ごっこはもうおしまいだよ

僕が終わらせてあげる



二度と会う事は無いはずだった

二度と話す事さえも

僕は自分で自分の首を絞めた

身の保身よりも

自ら蟻地獄へ足を踏み込んだんだ

いつか死ぬか生きるか

僕はそこで悟るのだろう

その時に本当の未来が見える