あの射し込む光のようで
作詞 霜原葵依
嘯き おおっぴろげに
風立つ 冬のかおり
残雪の峰は雲隠れ
不憫なりては光も見えぬ
本意に苦しからずや
眩い太陽何処にあるや
「元気でいるさ」 それは真か
風の噂は信じられぬ
燻った火のかげろう姿
まるで君のようで不安が過る
だからどうか息災で
あの射し込む光のようで
儚き人の世を憂えども
意味なきことに落ち着いて
落桜そよそよ風に舞い
水面に触れては静かになりき
本意にいと悲しきか
何処かに下りし君の姿
無病息災月明かりの下
案ずるは君の身の上のみ
水面が危なげに揺れ動き
映った月はどこか不吉な気配
だからどうか息災で
あの射し込む光のようで
いとわろしき事なりて
吹く風私を連れてゆけ
かの君の御魂へと
「元気でいるさ」 それは真か
風の噂は信じられぬ
燻ったかげろう姿
まるで君のようで不安が過る
声高く闇夜に叫ぶ
「元気でいるか、ようやってるか」
どうか君に届いてほしい
夜半の月を仰いで祈る
だからどうか息災で
あの射し込む光のようで
あの射し込む光のようで
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