君がいないと僕の人生は

欠片もなく　消える


出会いは一年前　君は

桜の木の下で　泣いていた

そっと声をかけると

君は

笑った


君がいないと僕の人生は

欠片もなく 消える

kill me

eat me

僕を消して

つまらない世界から　僕を解放してよ


それから一か月前

君は僕の前から　姿を消した

僕は必死で探したけど

どこにも

いなかった


君がいないと僕の人生は

いつしか闇へと　変わる

ねえ

なんでもするから

戻ってきてよ!


見えない鎖でつながれた僕は

君のように自由になれないんだ

そう思っていたよ

だけど

君も誰かから逃げてたんだね

君が姿を消してから二か月後

僕は弱り果てた君を見つけた

君は僕に気づいて　そっと囁いた

「私の鎖は・・・・外されなかったよ」


君がいないと僕の人生は

後悔へと変わる

体温を失った君の前で

僕は格好悪く　泣いた

ごめん

ごめん

今度は

僕自身が

君の分まで

生きるよ

生きて生きて

見えない鎖を

外すから!