人ごみの隙間で君を見つけた 君は私を見ると白い歯を見せて手を振った 君と私にしか分からないやりとりで 特別の味を知るの でも君の特別は別にある でも私の特別はここにある 君に近づきたくて人ごみ掻き分ける 君の居た場所には香りだけが残ってる もう居なくて いつも掴めなくて 近付けなくて 優しい香りは私の鼻を撫でる