細胞膜
作詞 リム
みえないところで 増えつづける
きこえないところで 声をあげる
しらないところで だれか困らせた
たぶんずっとひとりのふりしてる
みえない洞窟を ほりすすめる
きこえない動物のわらうことば
しらないところに それは潜んでいる
たぶんずっとひとりのふりしてる
みえないところで だれか死んだ
きこえないところで だれか泣いてる
知ってることさえ なにもわからない
ぼくはずっとひとりのふりしてる
「だれかが だれかの からだの一部
きこえないところで 声をきいている」
やさしそうなことばが こわいから 泣くよ
たぶんずっとひとりで死んでいく
だけど今日も うたを つむいでいる
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