追憶
作詞 威地
戯れた日々を 過ぎ去りし記憶を
この指でなぞれば
あまりに脆く崩れそうで
触れることさえ逃げてた
思い出をめくれば
かすかなぬくもり
だけどそれは確かに
この指が覚えていた
深き瞳に時は奪われ
月の雫がこぼれ落ちる
それは儚くも永遠に似た
一瞬の幻
もしも思いが届くならば
その孤独を消し去れただろうに
頬撫ぜる風も 包み込み日差しも
移りゆく季節を
忘れたいのに邪魔ばかりする
やがて気付かされていた
かつて途絶えた道の真ん中
月の雫が花を潤す
それは儚くも永遠に咲く
一輪の希望
たとえ僕らに明日はなくとも
時の流れは止まないように
明き未来に心奪われ
月のほほえみ瞳の奥に
それは儚くも一瞬に似た
永遠の幻
もしも未来が交わるならばと
君の足跡無き道の方へ
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