傷つきたくないから
弱い心を隠したいから
嘘も　裏切りも　なんでもやった

そうやって
悲しみから逃げ続けてきた僕

でもやっと
弱い心でも
悲から目を背けずに
向き合おうって思えた

なのに
初めて触れた悲の予想以上の醜さに
僕の心がギシギシと音を立てる

そんな自分が
恥ずかしくて
恥ずかしくて
また、逃げたくなった

でも
弱かった僕にも

いつのまにか
大切なものができて
守りたいものもできた

見るもの全てが
輝いて見える

そんな自分も
そんな自分に笑っちゃう自分も
笑ってるこの時間も

そんなに、嫌いじゃないんだ。

だから
だから
こんな幸せなことに気づけた僕の人生も

捨てたもんじゃない、と思う