ギフト
作詞 きらきー
君が生まれるお祝いに 君の好きなものをあげるよ
もう荷物はいっぱいだから あんまり持てないだろうけど
誰かを愛せる力と自分を愛せる力
何かを愛せる力と全てを愛せる力
ひとつだけ好きなものをあげるよ
でもそれぞれ良し悪しがあるよ
まず誰かを愛すると世界が少し眩しいし
次に自分を愛すると鏡が少し眩しいし
それで何かを愛すると心が少し眩しいし
そして全てを愛すると皆が君を眩しがるし
どれも結構光ってるから
あんまりいいことはないけど どれでも好きなものをあげるよ
心配症な君のことだ 贈り物が持ちきれぬほど
持つ荷物はいっぱいだから ひとつだけ置いていきなよ
誰かを嫌いになるのと自分を嫌いになるの
何かを嫌いになるのと全てを嫌いになるの
ひとつだけ僕が預かっておくよ
でもそれぞれ良し悪しがあるよ
まず誰かを嫌うと自分が少し見やすいし
次に自分を嫌うと周りが少し見やすいし
それで何かを嫌うと心が少し見やすいし
そして全てを嫌うと皆が君を見てくれるし
どれもかなり見通せるから
置いてくのは勿体ないけど どれでも僕が預かるよ
もう準備は整ったのかい? 僕の贈り物はこれで終わり
でも全然心配ないよ 向こうの人たちが僕の代わり
今日と同じ日が年一回 訪れるようになってるよ
そのときは抱えきれない 沢山の贈り物が待ってるよ
まず誰かを愛すると誰かから愛が貰えるし
次に自分を愛すると誰かにも愛が芽生えるし
それで何かを愛すると誰かに愛が届くだろうし
そして世界を愛すると誰からも愛が貰えるし
全部はまだ持てないから
一つしかあげられないけど 他はみんなから貰えるよ
最後に僕が送る言葉 大丈夫そんなに重くないから
片手で持てるくらいだよ ポッケにでも入れておいてね
いつでも帰って来れるから 沢山楽しんでおいでね
でもいつかは帰って来るんだよ それじゃあその時までね
いってらっしゃい
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