キミと初めて
出逢ったのは
校庭の桜に
まだ蕾がついていない頃

キミはとても緊張
していたみたいで
受かったって知ったときに
周りのコトも気にしないで
満面の笑顔ではしゃいでいた

それを見た僕は
初めて出逢ったのにも関わらず
一緒に喜んであげたいと思った

サクラ咲く頃には
きっと僕の恋の花も
満開になってるんだろうな
この花は成長して
必ず実をつけるから


キミと同じ
高校に通うようになって
もう１年も
経っているんだね

ずっと１年間
片思いしてきた
なのにキミは違う
人のコトが好きなんでしょ
僕は気付いてしまったから

サクラ散る頃には
きっと僕の恋の花も
終わりをむかえる頃だろう
この花は実らない
叶わない恋だから


それでも僕は
諦められなくて
叶わなくてもいいから
このままずっと
想い続けてみようと思った

サクラ咲く頃には
きっと僕の恋の花も
満開になってるんだろうな
この花は永遠に
光り輝き咲き誇る