歌歌子
作詞 アルキメデス
ただつっ立ったままの僕は
服を着て帽子をかぶり一人前にお洒落して
ヒューヒュー風とにらめっこ
同じ景色同じ空を
見上げながら僕は歌う
悲しみを寄せ付けぬように
笑顔だけがここにくるように
気にもとめず過ぎていく
世界はまだ冷たくて
それでも「今日も」って前を向く
僕はいつでもここにいる
雨に打たれてびしょぬれ
日差しを浴びて日焼けして
それでも僕はここにいる
いつでも僕はここにいる
暗闇をさまようこともできず
崩れそうになったんだ
それでも僕は歌っている
いつでも僕は歌っている
ほらすぐ小鳥のコーラスが
どこからか風に乗ってやってくる
カラスもクジャクもフクロウも
同じ音なんてひとつもないんだ
雲の切れ間のスポットライト
いつまでもあたる気がしてた
ありもしないのに人は皆
掴もうとしている永遠を
黒い風に雷と
ゴーゴー音を立てる風
それでも僕はここにいる
いつでも僕はここにいる
深い霧に包まれて
口に出せず夢を失いかけた
それでも僕は歌っている
いつでも僕は歌っている
快晴の空ちぎれ雲が
いつかの僕をうつしてくれる
一人ぼっちの寂しさが
いつしかみえなくなるよう
「明日もまたいつものよう」
ポカポカ陽気な風が吹き
太陽が霧を晴らすころ
朝一番の鼻歌が
ゆらりゆられてここにくる
寂しくなんかないよ今は
皆がここにいてくれるから
だから僕はここにいる
だから僕は歌っている
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