どれだけ叫んでも届かないよ
最後の口付けに
頬を伝う涙が混ざって
少ししょっぱかった

君に出会った春がまた今年もやってきて
君とお別れした春が過ぎてゆく
進むことをやめないで
ただ前をみつめる君の背は大きくて
私は押すことも引くこともできなかった

願えば叶うかな
もう一度君と歩きたい

遠くの君と繋ぐ電波は途切れ途切れに
私の募った想いは次第に数を減らして
君からの言葉はたった一つ｢愛してる｣

信じずにいられるなら期待もしない
疑わずにいられるなら恨みもしない

カラダの距離がココロの距離になったなら
もう待てないよ
私も前に進もう　さようなら

また今年も春が来て過ぎてゆく