Pink
作詞 sao13
ちょっとした過ちや呆れる程の毎日で疲れても
ニュースを見れば少しはましだって思えたりする
でもそれは一瞬で 僕ではなくて また目を開ければ溜め息
ローソクの数が増えるたび目にした顔も増えたけれど
いつしかモノクロのまま握り潰していた 大人の暮らしに追われて
見知らぬ向こうの誰かに人知れず優しさを届ける
僕はそれを生きがいに現在を刻んでいきたいと思うんだ
もしもその先に待つのが白けた皮肉だけだったとしても
もっとしたい恋の記憶も痛いくらいの頑固さで傷ついても
笑い飛ばせば忘れた気になる
でもそれは一瞬で 僕ではなくて また恋い焦がれれば相変わらず
色んなページをめくるたび素敵な言葉を覚えたけれど
いつしか旋律からズレ始めていた 自分の心だけに溺れて
見知らぬ向こうの誰かが人知れず優しさを運んだ
僕はそれを生きがいに明日を怖がらず瞳を開けるんだ
そしてこの先も過去が喉元で騒いで邪魔をしたとしても
赤の残る紙束を人の暮らしへ落とす
でもそれすら裁かれなくて 人の心は灰になる
それでも知っていて 信じたくて 悩み 捨てきれない 正しいもの
見知らぬ向こうの誰かに人知れず優しさを届ける
僕はそれを生きがいに現在を戦っていたいと思うんだ
だからこの春に待つのはピンクの香り 温もり
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