ICE CORE
作詞 斑雪 仁
氷の柱に隠された
小さな泡のイリュージョン
少しずつ溶け出した思い出は
君が暖めてくれたから
反響する囁きに似た
例えば くすぐったい笑みとか
溢れ出した止まらぬ涙は
君が脳裏にちらついたから
冷たい氷を抱いて 君との思い出を一人探る
僕の世界の彩りは 鮮明だった…はずだった
足音が聞こえる
たった一人で歩く音
君への想いが津波になり どうしようもなくなる
氷柱を握り締める
冷たさを感じないよ
あの日の僕の微笑みは 凍えていたのかな
もう少し溶かして 暖かな君が蘇る
僕の白黒遊園地に ほんの僅か…明かりが差した
微笑みが見えた
たった一人の世界は終わる
やがて荒立ってた僕は 恥ずかしくて照れ笑い
氷柱の最後の泡
瞬間冷凍された君との日々
これから僕はもう 笑顔でいれるかな
彩りの世界
宝石より綺麗な 氷の舞踏会
これで最後だね 僕はここを抜けることにするよ
冷えた手のひらに 君の温もりを覚えながら
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