戻るべき道を踏み外したのは誰?


静かな午後　貴方の横顔
優しく染まる　貴方の指先
総てが狂ったあの時と変わらず
貴方は優しく微笑んでいる


白く伸びる　貴方の手足
それを汚す　あの子が憎い
私は壁に耳を当て　
涙を流しながら笑う


何時の間にか私の中は貴方で一杯
貴方の写真も昔以上あるわ
壁じゅうに貴方のお顔
至福の時に浸れるの


貴方の好きなハンバーグ
貴方の好きな　お肉を使ったの
貴方の好きな　女の子を使ったの
美味しいでしょう?
だからそんなに泣かないで


あんな子忘れて　私を見て
私しか知らない　貴方を見せて
まだ忘れたくない?　
そんなの待てないわ
そんなに忘れたくないのなら
その子の屍でも抱えて眠ればいい


これで終わりよ　我慢は限界地点なの
愛してる?大好き?　何の言葉かしら
安心して　今楽にしてあげる
綺麗に首をはずして　
永遠に私の中に　ね?

戻るべき道を掘り返してでも私は貴方を束縛する