空虚
作詞 ema
私は死んでいるの
心も血も骨も 何故か夢みたいなの
四角い箱の中に閉じ込められた 狭い世界で
そんなのわかっているの
私の不幸なんて 所詮どうでもいいの
あなたの視界だけ 私がいるなんて言わないで
そんな冷たい優しさは
一番嫌いだから
どうか私の手を切り落としてください
この穢れた手 血で血を洗っても
だけどあなたは斧を持っていない
だから言ったでしょ
誰も私を救えはしない
空はどんな色なの
あなたはいつもそう だれがそんなの決めた?
別にどうだっていい場所に生まれた 一人の私で
鎖がついてくるの
どこへ行っても 何をしても 自由じゃないの
心の槍が痛くて 足の力が抜けるから
それがだめなら水辺へ行きましょう
罪は洗い流せない 私の手も同じ
それもだめなら枯れ木を焚きましょう
罪は焼き払えない 私の手も同じ
だけど私思ったの
私が眠ったら 残った屍が大地を汚す
私の痕跡 残骸を 後始末を
誰にも知られずに目を閉じれたら
どんなにいいでしょう
私は私の後始末を あなたに任せるのは嫌で
だから私は 私の 私という存在を
納める世界がなくて
私は自分の置き場所を 確保することができなくて
とても困っているの
だから誰も 私を救うことはできないの
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