305段の階段を
年甲斐も無く駆け上がり
抑えきれないドキドキを
ごまかした、キミに会う前に

「夏、帰るよ。」
キミからのメール
あきれるほどにそっけないけど
何よりも嬉しかったのは
キミが変ってないこと

３年前の夏祭り
ノリで買ったおそろいの
ストラッップゆれている色あせて

夏祭り、夏祭り
あの日の僕はいるのかな
夏祭り、夏祭り
あの日のキミはいるのかな

夏の日差しであつあつの
ベンチに腰掛け、キミがいた
僕を見つけて立ち上がり
賽銭箱に10円投げた

「よおっ！久しぶり。」
キミが微笑んだ
あきれるほどに変わりないけど
何よりも嬉しかったのは
キミがそっけないこと

３年前の夏祭り
ノリで買ったおそろいの
ストラップご対面、色あせて

夏祭り、夏祭り
あの日の僕がここにいる
夏祭り、夏祭り
あの日のキミがここにいる