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作詞 梓水 悠
己を貫く ただそれだけ
野望を持っていた それが全て
戦場に咲く花は 群集に
踏みにじられて終わるのだろう
わかりきっている 最期も
この手で散らしては踏みつける
大安の世を望んだ 陽 -ひあたり- は絆を説く
復讐を誓い走る 陰 -つきかげ- は泣き続ける
己を貫く ただそれだけ
野望を持っていた それが全て
かつての友も敵にまわして
自分に嘘をつき続ける
裏切りを最も恐れていた
仲間を信じられなくなった
光が強くなるほど影が
濃くなってゆくことに気付けない
矛盾を抱え込んだ 陽 -ひだまり- は己を厭う
孤独を見つめ直した 陰 -げつめい- は我を責める
己を貫く ただそれだけ
野望を持っていた それが全て
かつての友の死没を望み
自分に嘘をつき続ける
終焉がやってきた
そこには何も無かった
何も無いから陰は
残らずに消えていった
全てだったものが消えた後
「陰 -かげ- が無いから 陽 -ひかり- も無い」と
そこにひとりで立ち尽くした
陽 -ひかり- は最期に言い残した
己を貫く ただそれだけ
野望を持っていた それが全て
太平な世で生まれたのなら
もう一度だけ 君に会いたい
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