ワスレナグサ
作詞 lyric_yasu
夕焼けの空 降るは五月雨
影はうつろい 露に消え行く
雫と共に ほほを伝うは
あなたを想ふ 切なき涙
ここより遥か 遠い異郷の地へ
あなた行くのか 私残して
汽車の音が あなた遠ざける
どうか生き伸びて 帰ってきてね
あれから幾年 あなたを待ちわびて
戦い終える 鐘は鳴り響いた
ユラリ揺れた ワスレナグサ
旅立つあなた 見届けるとき
私にくれた この花言葉
今も胸に咲いてます
誰も彼も 駅の待ち場で
愛する人を 探しさまよう
戦い終えた 若者の中
私は一人 あなたを探す
汽車は次へ 進み去っていく
あなたの姿 まだ見えなくて
人は帰る 愛する人と
群れは去って 一人残った
汽笛だけが まだ鳴り響く
ココロ深く 傷つけて
膝をついて 袖を濡らす
「あなたいない…」 そう思うと
ココロほとんど 空っぽになる
聞こえるのは 足音だけ
風に運ばれ 花びら舞い散る
見覚えのある それはワスレナグサ
足音1つ また聞こえ出す
人はみな 帰ったのに?
膝をついた 私の後ろ
聞き覚えのある声で 「ただいま」
ハラリ散った ワスレナグサ
あなたの手には あの日の花が
「忘れないで」 その花言葉
今も胸に咲いてます
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