あるところに僕と君がいました
ふたりは仲良く暮らしていました

ある日君はいいました
何故昨日は来ないの？
だから僕はいいました
涙が止まるように
いつまでも悲しみが
続かないようにって

すると君はいいました
何故悲しみは訪れるの？
だから僕はいいました
優しくなれるように
いつまでも忘れずに
いられますようにって

君がもし苦しむことがあるのならば
そんときは僕が変わってあげるから
君がもし望むことがあるのならば
それはきっと僕が叶えてあげるから

そして君はいいました
何故優しくなりたいの？
少し困って僕は言ったよ
君を幸せにできるよに
いつまでも微笑んで
いてくれるようにって

すると君はいいました
何故微笑んでいてほしいの？
僕は迷わずにいいました
僕も笑顔でいられるよに
いつまでも変わらずに
好きでいれるようにって

君がもし悲しむことがあるのならば
そんときは僕が笑ってあげるから
君がもし悩むことがあるのならば
そんときは僕も一緒に考えるから

そして君はいいました
私のどんなとこが好きなの？
僕を見つめるその瞳も
撫でたくなる頭もそう
口も耳も鼻も足の小指も
鎖骨も髪の毛もだよって

すると君はいいました
中身は見てくれてないの？
慌てて僕はいいました
そんなわけはないんだけども
うまく言えないんだけど
あーもーええっとだからぁ…

君がもし喜ぶことがあるのならば
そんときは僕も笑っていられるから
君がもし僕と生きてゆけるならば
ずっと僕は君を愛してゆけるから

目を細めて君は言ったね
まぁいっか好きでいてくれるなら
君には君なりの好きの形が
私にも同じようにあるから
いつまでも変わらずに
歩いてゆけるならって