月の光
作詞 祈月
あの夜
月明かりがキレイな
夜空を背中に
「君を守る」と誓った
君は僕と丸い月を
交互に見ながら微笑んだ
嬉しかったのか悲しかったのか
君の目からは
一粒の涙が ほろり と
頬を伝っていた
僕はその涙を拭いてあげられなくて
ただ月明かりに照らされた
君の泣き顔を見ていた
君を守ると約束する前の日
君の助けを求めている声を
聞いていたのに
君のもとへ走り出せない
だから僕はあの夜誓った
僕を嫌わないでほしい
僕をずっと愛してほしい
そう思ったから守ると決めた
君を愛している限り
僕は君を守り続けると
あの月の光のような
君の笑顔は僕には明るすぎる
だから僕は君に覆いかぶさって
その笑顔をその光を
僕のものだけにしたかった
僕にしか笑いかけないで僕だけを見ていて
あの夜
僕が言ったことは嘘じゃないよと
僕は言い聞かせる
君は笑って僕の横で
月明かりに照らされている
それが眩しくて眩しくて
僕は目を伏せてしまうんだ
次に君が涙を流す時はきっと
僕が裏切る時だろうと・・・と
思ったけど君には内緒にしておく
また泣いてしまうだろうから
でもそんなことはない
僕は君に、毎日出てくる
この月にも「君を守る」と誓ったから
君を悲しませたくない
苦しませたくない
それが守るってことだろう
でも簡単に人を守るなんて
出来ない、出来なかった
人は傷ついてしまうもの
涙を流してしまうものなんだ
君がそうなって
僕は君を支えてる
ずっと隣に居て手を握っているよ
その時に笑ってくれたら
僕は絶対に目を伏せないから
泣いていても
僕は君の涙を拭くから
ずっと君の隣で月明かりに照らされた
君の横顔見ているから
僕は君をずっと守り続けるから
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