繋いだ手
作詞 魅月 祐
今年もキライなこの季節
ハナビの代わりにイルミネーション
雨の代わりに雪の結晶
舞い降りる街はまるであの時が
あるとはわからないほど反転した
寒いのがキライ
冬なんてなければいいのに
白い息吐きながら君は言った
寒空の下
君と繋いだこの手は
とても冷えていたけれど
きっと氷も溶かすほどにアツイものだっただろう
今年もキライなこの季節
季節に似合わないつめたい雨
氷の代わりにある青い海
青一面はまるであの時が
あるとはわからないほど反転した
熱いのがキライ
夏なんてなければいいのに
ぬれた髪をかき揚げ君は言った
寒空の下
君と繋いだ手は今と同じくらいに
きっとあたたかくて冬はそれが好きだったんだろう
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