わりと痛いよ でもちょっと気持ちいいよ 初めてなんだ そしてきっとこれっきりなんだ 手放したくはない 胸の琴線を素手で掴んで 叩きつけるようにかき鳴らす 君の血で濡れたこの心臓を 風の吹く丘に晒す 確かに世界が君を笑っているのが見える だから君は僕を高く掲げて そいつらに見せてやればいい 痛々しく傷ついた僕の姿を 君の存在がとるに足らないだなんて 言わせやしないから 一人の人間をこんなにも無残にできるんだから 誇らしげに笑っててよ ほら君も とろけるような僕の笑顔を認めてよ