諭吉に捧げるラブソング
作詞 しでん
実感のない好景気なんて
甘くないショートケーキみたいだね
パンを食べてみたって 気なんか紛れないじゃない
高いところから見下ろしてる人
冷夏だったあの年も
諭吉に扇がれて暮らしてたらしいのよ
「天ハ人ノ上ニ人ヲ作ラズ」
あまりに有名な言葉だけど
今は そう言った人が 人の上に人を作っているの
ああ 英世さん あなたが好きよ
あなただけが私の味方
でもね それは LOVEじゃなくて LIKEなんです
私が本当に愛しているのは
何だかんだ言って
私が本当に愛しているのは…… きっと あの堅物なの
実感だらけの不景気なんて
笑えない冗談もいいとこだわ
あの頃よりはまだマシかな と呟いてみて
思い出したのは やっぱりあなたね
風のように通り過ぎ
庶民のふところを揺らしてく罪な人
ねえ 諭吉さん あなたが嫌い
この気持ちは言い表せない
きっと これは LOVEとそして HATEなんだね
私はあなたを愛しているし
だけどそれだけじゃない
私はあなたを憎んでいるの…… すこし 悲しいけれどね
「天ハ人ノ上ニ人ヲ作ラズ」
あまりに有名な言葉だけど
今は そう言った人が 人の上に人を作っているの
ああ 英世さん あなたが好きよ
時にたまらなく逢いたいの
でもね それでも LOVEじゃなくて LIKEなんです
私が本当に愛しているのは
何だかんだ言って
私が本当に愛しているのは…… きっと あの堅物なの
ああ 諭吉さん 憎らしいけど 愛しているわ
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