昏（くら）い森で目をあけた
傷ついた羽根を抱えて
私は彷徨いながら
貴方をまだ望んでいる

枯れた涙　朽ちた薔薇（そうび）
続く霧の中　貴方を呼んだ

もう悪夢（ゆめ）を見ないように
眠れず歩いてゆくの
薬指の指輪（やくそく）が
いつか貴方に届くように…

白い部屋で目をとじる
儚い歌が聞こえる
現（うつつ）を彷徨いながら
貴女は死を望むのでしょう

届かぬ声　終わらぬ命
嘆く月の中　誘（いざな）う光

もう悪夢（ゆめ）を見ないように
永眠（ねむり）に堕ちてゆきましょう
薬指の契約（やくそく）は
ねぇ…何を繋いだのかしら…？

いま悪夢（ゆめ）を見たとしても
あなたの傍に居たいの…