舞い桜
作詞 ひろふみ
君の「今」を乗せた
風が吹きかかる
目を閉じ耳をふさぐ
体に当たるだけで
心がそこにいなくなる
恋をしたことを 忘れる前に
夢が終われば良かった
そうすれば君をいつまででも
想えたのだろう
「もうやめよう」 も
聞くことはなかったのだろう
僕に届く風の知らせは
君には吹かないのだろう
僕がそうさせたのだから
そう思うと
悔しくて
寂しくて
愛せなかったことを 思い出す前に
目の前を眺めようとすれば
君をいつまででも
忘れられるはずだろう
君の名前ももう
呟くことはなくなるだろう
たとえ僕の側に温もりがあっても
君はいつまでも隣にいる
絶えず君の声が聞こえる
- 「また同じことしてる、変わらないね。」
- 「違うよ、恥ずかしがってるだけだよ。」
その声にふりむくと
見えるのはあの
時を共に過ごした日々
共に眺めた舞い桜
恋をしたことを 忘れる前に
夢が終われば良かった
そうすれば君をいつまででも
想えたのだろう
愛せなかったことを 思い出す前に
目の前を眺めようとすれば
君をいつまででも
忘れられるはずだろう
ただひとつ言えるのは
君への想いは
桜の花びら一枚で
すぐによみがえる
さらに深まる・・・
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