夕日
作詞 Take
あの丘に登れば 山に沈みかけてゆく
あの太陽が今 夕日に変わっただろう
町を紅く染めては 黒い影を伸ばしゆく
あと少しすれば 夜がやってくるだろう
何かを思い出させてくれる
夕日の燃えるようなあの色は
じんわりと にじむように
僕たちの心の 奥底に
忘れかけてた 淡い思い出が
ポツリポツリ浮かんでくる
気づけば僕は 少し涙目で
広がる夕日がより一層
にじんでみえた
あの夢に誓った 未来の自分自身を
今じゃもうすっかり なくしてしまっていた
かたちあるものは いずれ色あせてく
まるで僕たちもそう くすんでいっているかも
優しかったあの日々は今じゃ
どれもこれも嘘だったみたい
サラサラと 砂のように
やわらかに崩れ始めた
はずだったのに
消えかけていた 小さな過去が
今ゆっくりと甦ってくる
そして胸の奥が なぜかちくりと
痛くなってような感じが
していったんだ
帰りたい 帰れない
そんな葛藤と戦っていた
自分自身にさよなら、したい
もう少しで もう少しで
わかりそうなんだ
だからもう一度
あの夕日を眺めて
忘れかけてた 淡い思い出が
ポツリポツリ浮かんでくる
気づけば僕は 少し涙目で
広がる夕日がより一層
にじんでみえた
かけがえのない ものを代償に
明日を買いたくはないんだ
結局自分は 同じ繰り返し
だけどそれでいいのかも
またあの夕日が見られるなら・・・
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