空は暗く、街は白く
作詞 小春
君の願いは届いたのだろう
空は代わりに涙する
誰の邪魔もしないように
暗闇で静かに涙する
顔を上げて欲しいから
ごめんねと囁く
僕の声は届かないけど
僕はいつもそばに居るから
僕はなぜ
伝えることも出来ない
僕はなぜ
支えることも出来ない
誰が僕を
"空"などというただの空間にしたのか
君は知らない
誰も気付かない
大きな空はじっと見ていた
どうしたら微笑んでくれるのかと
ただ空は輝き続ける
君の涙が早く乾くように
君はなぜ
自分で耳を塞ぐの?
君はなぜ
自分で目を塞ぐの?
わからない
泣き笑い、喜べる"人"に生まれたのに
「空に、"想い"?」などと
お考えでしょうか―――?
僕は生きています
皆さんと変わらず
動けぬとも、話せぬとも
僕は"人"になりたい
その人を支えたい
でも今は精一杯
みんなを照らします
輝きは僕の証だから
空は暗く、街は白く
僕はなぜ
伝えることも出来ない
僕はなぜ
支えることも出来ない
誰が僕を
"空"などというただの空間にしたのか
今日も暗闇と青空を行き来する
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