「あかいあかい血を吸った 嫌われものの花の名は 口にしてはなりませぬ」 地を刺すように強く咲く 美しい姿ではありませんか 凍る風の中で強く立つ 勇ましい姿ではありませんか 深紅に燃えるその花は 災いなど招きません 緋色に灯るその花は どこも穢れておりません 私が愛してあげましょう 一途に生きる炎の名 死人の花と呼ばれた御前の さだめを背負う命の名は