あなたと「さよなら」した日から
ずっと新しい恋を探してた
良い人はたくさんいた
告白されたりもした
あなたを忘れるためならばと
『いいよ』と返事も送った
だけどあなたは何回も私の頭をよぎる

こないだの帰り道
覚えてる？
暗い夜道であなたの事考えてた
まさか出会うわけないよね。と
聞き慣れた靴音は近づいて
私をスッと追い抜いた
あなたが後ろにいたなんて
これは偶然　だよね


あなたに「話さない」とメールした日から
ずっとあの文字が心に引っかかる
「わかった」だけの絵文字のない
君らしくないそのメール
私は少しだけ
その文字に寂しそうなあなたを見た

あの雪の降った日
覚えてる？
君は話をそらして
「雪だるまを作ろう」と私を誘った
いつぶりかわからないぐらいの雪の中
あなたと待ち合わせするいつもの場所へ
２人とも傘も差さずに
雪をかぶったお互いを見て
笑いあったよね

あなたの事を何度も忘れようと思った
あなたには他の素敵な人と出会ってほしいから
もう二度と私の事で傷ついてほしくないから

なのに
あなたの影をかさねて
人が好きになれない
全てにおいてあなたが一番だから
優しさも
素直さも
強さも
弱さも
あなたに勝る人なんてこの世のどこにもいないから

休日は無理にでも出かけ
あなたと過ごした場所にいると
涙が溢れてくるから

もう無理だと分かっているのに
あの頃はもう二度と戻らないのに
でも願ってしまう
もう一度だけ願いが叶うなら…

あなたの姿を見つめると
もう何も考えられない
全て無くなって消えてしまえば
こんなに胸が苦しくならないのに
だけど
今
はっきりと思える

私はあなたを愛してる