ツヨイキオク
作詞 文ノ葉
心が悲しくなったら
あの駅に向かおう
夜明けの朝にうっすら愛された記憶
今もまだそこにある
彼は大切な友達だから
築き上げた関係を一瞬の欲望で壊したくなかった
きれいな口づけだけならまだ
二人の道は引き返せるの
例えお互いはお互いを想ったとしても
それ以上に既にあるものを大切にしなければいけないこと知ってるから
好きじゃないなんてそんなの嘘
むしろ苦しいほど狂おしいほど愛してる、愛してる
でもあなたの全てを失うくらいなら
こぶしをぎゅっと握りしめて、あたしの想いは海の底へと
抱きしめあったツヨイキオク
今も君の腕の力強さと暖かさを思い出す
だからあたしはそれを忘れずに明日を生きてゆこう
仲間とともに始発を待って
送ってくれた彼
お互いの帰る場所は違うってわかっても
電車が永遠にこなければいいって願ってしまったよ
男女の友情は壊れやすいもの
だから踏み出せるラインは越えちゃいけない
ルールを破れば罰はお別れ
そんなのは到底無理
一瞬のものって、優しさと少しの好意で好きとは違うって解ってたけど
その瞬間は確かにしあわせだった
2人で会いたくないなんてそんなの嘘
むしろもっと君に触れたい、近づきたい、ひとつになりたい
でも本気の関係になったって誰も幸せになれないから
口づけは酔いが覚めぬままの夢仕立てにしないとね
夢はツヨイキオクとして生き続け
つらい時に呼び起こせは幾らかの慰みにはなるだろう
そしていつかこれでよかったと思う日が来るだろう
友達として愛するヒトを身近に感じることが
別れなどない永遠に続くであろう友情が
幸せなものであると思えるのだろう
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