夕日と月
作詞 零時
夕日を浴びる校舎の影で
何故俺はこんなにもぼろぼろなのか
校舎の影に倒れる俺には日の光なんて当たらない
闇と光が住まう世界
君は光の中で泣きつづけるんだろう
しかしその泣き声も闇に堕ちた俺には届かない
届かない
悔しいよ 苦しいよ
このまま俺は沈んでしまうのか
――――そんなの許さない――――
目を開けて俺は校舎の影から飛び出した
雨に濡れた校舎の前で
何故俺はこんなにも笑っているのか
校舎を照らす月の光は不気味に俺を照らしつづける
光と闇が住まう世界
光の中やっと聞こえた君の「タスケテ」
だけどそのSOSも俺が全部笑い声に変えてやる
変えてやる
悔しいよ 苦しいよ
そう言って君は泣きつづける
――――ふざけんじゃねぇ――――
君は笑ってた方がきれいだと、そう言い残した
震える手 握り締め
俺は前を見据えて言い放った
――――人は変われる――――
そう言って握った右手を振るった
振り返った先には眩しいほどの光
その中で見つけた君の姿
人は変われる。君はそう言って微笑んだ
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