初めて声が合わさった時2人は始まった
夜中にふと蘇るのは
どんどん鮮やかになる思い出ばかりで
涙が出る位綺麗なままで
あなたもあたしも隣に並んだまま終わらない

聞こえてきたのが苦しい音じゃなくて
幸せな笑い声で
あたしも寂しいと言えるようになって良かった

あなたが好き
キスするのも手を繋ぐのも好き
でもさよならは嫌い
ただそれだけ
本当それだけ

久しぶりに聞いた声が幸せそうで
心の奥底であたしは泣いていた
素直に話せるのならこんなに濁らないのに
ある瞬間から声が重なって
聞き辛い今のあなたをあたしは知った

もう一度会わなくて良かった
受話器越しならばれない赤く染まる頬
ただそれだけ
本当それだけ

あなたが好き
キスするのも手を繋ぐのも好き
でもさよならは嫌い
ただそれだけ
本当それだけ