21時54分
作詞 えびこ
21時54分
通り過ぎた記憶に、
今も僕は恋をしている
急ぎすぎたバス停に理由はなくて,
「きっと最初からこうなる運命だった」
そんなふうには片付けられない
やがてふたりに訪れる別れも
ふたりに未来がないことも
僕がいちばんわかっていたつもり
きみに会うたびにはまっていって
離れたくないと思ってしまった
きっと僕の知っているきみなんて
ほんの一部に過ぎないだろう
だけど確かな気持ちがそこにあった
会いたい気持ちが募るばかりで
遠回りを繰り返し、きみを探しても
いつだってきみは現れてはくれない
欲張りにならない程度に伝えたい
いつかまた会いたいな、と思うんだ
叶うかなんてわからないけれど
どうか、気が済むまで願わせていて
記憶になってしまった僕らの関係は
きっといつかは消えて無くなってしまう
だから消えてなくなるその前にもう一度
またいつかきみに会いたい、そう思うんだ
無理矢理に繕うだけでは埋められないから
痛みも苦しみも全て吹っ飛んでしまうほどに
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