会いたい気持ちを抑える事だけ それが僕に出来る唯一の試練で
君の荷物の重さがきっと これからの二人が一緒に乗り越えていくもの

夜の雨で涙を隠す僕に 笑顔をつくる君が言ったこと
「電話もメールも少しだけいい ただ心配させないで」
そのせいで僕の頬はもっと濡れていく

この時間までわからなかった　君の大切さ 想いの深さ
一人で頑張れるの？なんて　口に出る言葉は全部僕の事じゃないか

あとどれくらいと見る腕時計は　君だけにと僕が選んだもの
情けなく泣く自分が恥ずかしくて　でも笑う事なんてどうしても出来ないんだよ

６ヶ月経ったら またこうして会えるから
そしたらずっと君を離さないから
我慢しよう 二人で乗り越えよう
次会う時は もっと強い僕になっているはずだ

人ごみの中 君が最後の願いと　帽子で隠しながらキスをした
それがおかしくてやっと笑えた 決心が出来たような気がしたんだ

手を振る君に 最後だけいい顔がしたくて
必死に涙を我慢しても やっぱり僕は情けない男だから
見えなくなっても 手だけは振り続けた
プロポーズの言葉は 次まで取っておこう