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唱歌に仕上がりそうな味わいがあります。
真面目な女子中学生という感覚です。こじんまりとしているのに、澄んだ大空のような心があるからです。
これは評価が難しいです。
一面の青空に響き渡り過ぎるあまりに、特定の一つへ届けるということを敢えて心から試みていない歌ですね。
回想が中心で出来事が移り変わらない分、空想に耽る場所が変わる仕掛けがあるので、大きな未練を読み手には感じさせないんですよね。それは目ではなく肌を以て実体を伴う風のようです。
「揺れる花」という喩えから何かに広げる訳でもなく、でもこの「揺れる花」を或る程度の興味として心に秘めているという女の子らしさ。
「揺れる花は/止まったままの/昨日を思い出させる」。素敵ですね。
33002
お気に入り度:☆☆結構良かった |
・心が温かくなる ・切ない |
技術・内容面の評価:☆☆結構良かった |
・印象的なフレーズがある |
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青葉巽
116.64.61.196
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2009-12-31
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