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春を待つ
作詞 こりん
足跡をひとつふたつ 確かめては立ち止まって
引き返す道をいつも なくさないよう怯えていた

ひらひらり雪が舞い
刻んだ時を白く染める

あなたは冷えた手を握って 雪の道を歩き始めた
その優しくて小さな手は 暖かくて涙溢れた 

踏みしめる時の鼓動 確かに今 一歩一歩
続いてく道を二度と なくさないよう前を向いて

ふわふわり月灯り
静かに僕の肩を包む

あなたの声が聞こえたから 顔を上げて世界を知った
あの日の僕は不思議なほど 怖いものはなにもなかった

光り輝く星空を知った
交わす言葉のぬくもりを知った
あなたに触れて愛しさを知った
生きる喜びを知った

雪はいつしか春になって 永く凍えた心溶かす
あなたがくれた夢の花が今日も僕に空を教える

強く生きると踏み出してく 不意に過去は泣き縋るけど
それさえいつか誇れたらと あなたがそう教えてくれた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2019/05/16
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コメント 誰かにとって、春の様な存在になりたいなぁ〜と思い浮かんだのがきっかけでした。 寒い冬の後に訪れる春を待ちわびる人は、どんな気持ちなのかを想像しながら、書きました。 夏の様な、背中を押してます!のような感じではなく、ほのかにゆっくりと冷えた体を暖めてくれる、そんな「あなた」が、「僕」に現れてくれたらいいのに。
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