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バケツの女
作詞 brother sisters
私はバケツの女と呼ばれたの
貴方を想うと揺れた慕情の水面は
想えば想う程に波紋となって広がる

きっと火遊びが過ぎたのよ
哀しみ溶かす燐寸ひとつ
徒に擦って語ったね
貴方に火傷を教わって
癒していたのはいつも私
貴方は振り向きもしないで
大人の男を見せつける
小火(ぼや)じゃ野暮だとバカにするの

貴方と恋する度に燃えた夜は
今じゃもう消されて何ひとつ残っちゃいないの
火のない場所に煙など無いのに咽ぶの

零時発の列車見送り
私が手を振り続けても
窓辺で俯くその背中
他所の女(ひと)に水を汲ませ
揺蕩わせているのでしょう
私のバケツは小さいから
溺れることもないのでしょう
水底に沈む恋心

貴方が選んだ私でいたつもり
貴方の不始末は私の責任でしょう
火種の内に消せば跡形も無く忘れられる

私はバケツの女と呼ばれたの
貴方を想うと揺れた慕情の水面は
想えば想う程に波紋となって広がる

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公開日 2020/11/25
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コメント 夏頃には既にイメージにあった歌詞。出すタイミングを待っていた。歌謡曲を思わせる節回しがある。初の試み。バケツで打ち水をする女性がいまして、せっせと勤しむ様子を見て出てきた歌詞です。
brother sistersさんの情報











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