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在りし日に
作詞 輝雅志
遥か 遠くへゆく香りを
未だ忘れられずに 此処を発つ

その先には 何があるか
知らず知らず 歩いてく


何も言わず 貴方は旅立つわ
ずっと想いはせてた この気持ち

曲がり角を 越えたなら
それぞれが 巣立つ時


あの日あの場所 目を合わせては
頬を染めたね 夕焼けが

ゆらりゆらりと くすぐってた
なびく長い髪


右も 左も見覚えはなく
不安でつぶれかけてた そんな時

ただ一つの 声だけが
手をとって 連れ出したのね


恥ずかしさから 黙ってたけど
その横顔が 綺麗だった

ずっとずっと 傍に居れなくて
胸が さけそうだ


遥か 遠くへゆく貴方を
今も これからも私は想う

寂しげな 背なか見つめて
ひゅるりひゅるり 風が吹く


寂しげな 背なか見つめて

ひゅるりひゅるり 風が吹く

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公開日 2019/02/04
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コメント 【テーマ詞:横顔】初投稿です。この唄は学生時代、秋に変わるころ篠笛を吹きながら作った譜へさらに歌詞をのせて作った曲です。ある二人の男女の旅立ち・出逢い・別れが背景となっています。『─彼は名残惜しさと共に、住み馴染んだその街を後にします。季節が変わる頃の冷たい風をうけながら。数々の思い出ばかりが、巡ります。─ある日、籠から出た事のない少女は家を飛び出します。行くあてもないまま力尽きそうな所で、青年に出逢うのでした。肩を寄せあい過ごす時間、幸せを共に感じる二人。─それでも運命は酷であり、毒は蝕み、別れの時は刻一刻と近づいていくのです。─彼は嘆きます。何故、愛する人を生き永らえさせる事すら叶わないのか。腕の中で苦しみ冷たくなっていく鳥を救えないのかと。─彼女は見守ります。愛する人が振り返る事なく、ただ前を向いて歩いていけるように。─辺りはひどく風が吹きすさびます。彼には懐かしい香りだけが感じられるのでした。』
タイトルには「今、あの日の事を想う」という気持ちをイメージしました。彼は遥(ハルカ)、彼女は香織(カオリ)といいます。親しみをもって頂ければ幸いです。
輝雅志さんの情報











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