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夢中で読んだ小説の一節
作詞 サブマリン
夢中で読んだ小説の一節は たしかこんな感じ
“生きることも 死ぬことも本質は同じだって”

何かを終える 終える前からすでに
次の始まりを探していて
あの物憂げな気持ちを 上塗りしてゆく
希望というペンキで


夢中で読んだ小説の一節は たしかこんな感じ
“私を犠牲にしてでも 君を守りたい”

誰かを救うのは 傷付けるのと紙一重で
みんな救いを求めている
小手先の洗礼と赦しを 偶像に転嫁させながら
孤独な群衆と化している


夢中で読んだ小説の一節は たしか……
思い出せないくらい 幾重に積み重なった“あの頃”の
幻影を手繰り寄せようと
手遅れでも 手繰り寄せようと

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2012/01/21
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コメント 心に残るフレーズ。言葉。あくまでも象徴的に、そして直感的に書きました。昔読んだ本、通り過ぎてきた時代。「自分」を忘れた頃、手遅れでも手繰り寄せるのは、あの一節。思い出せない一節。
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