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ふたりぼっち
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作詞 空色kinoko |
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太陽に取り残された世界で
温度の無いコンクリートの箱の中で
温かいのは人だけ
信号を示すだけのランプと
心の深くは掬わない此の唇
愛しさだけが其の違い
眼を閉じても捜さない様に此処に居るのに
君は何度も訊ねるのです
「ほんとうに、 ?」
誰かの頭より高い此の部屋で
柔かくて冷たいベージュの麻繊維(ヘンプ)の上
やたら無機質で寂しい
眼を閉じても離れない様に此処に居るのに
決して瞼を降ろさない君に
最期の一呼吸(いき)で云うのです
「ほんとうに、あいしている。」
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