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月と缶コーヒーと音楽と僕
作詞 美浜 孝太郎
やけに綺麗な夕焼けが
胸をきゅっと締め付ける
口笛鳴らしてみたけれど
泣き方みたいに下手くそで

わけもなく心は空っぽで
すきま風に冷えていく
誰がために僕はいるのだろう
何のために僕は聞くのだろう

やがて月が昇ってきて 唇を噛み締める
出も行方も分からない 寂しさに潰されたくなくて
握りしめた缶コーヒー 冷めるまで黙っていた
慰めがほしいわけじゃないんだ
季節がまた過ぎてゆく

優しい諸刃の思い出に
そっとぎゅっと目を閉じる
居場所を探してみたけれど
曇天みたいに危うくて

飾られた世界の端っこで
大事なものが後回し
人は人のために泣けないと
何のために僕は知るのだろう

今日も月は光っている ぼんやりと頼りなく
意も狙いも何もなく ただそこに浮かんでるだけで
くわえ煙草と鼻歌で 笑いながら泣いていた
正解がほしいわけじゃないんだ
恵まれてないわけじゃないんだ

だけど月を見上げながら 唇を噛み締める
出も行方も分からない 虚しさに潰されたくなくて
握りしめた缶コーヒー あの頃の逆上がりみたいに…
いつか僕も進めるのかな
明日がまたやってくる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2011/04/15
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コメント 月と缶コーヒーと音楽は、どうしてこんなにも合うのだろう
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