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蜃気楼
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作詞 森戸 詠士 |
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もう随分 追いかけてるのに
いつまで経っても 触ることができない
僕の存在わかっているのに
近づいたらわざと 離れているみたい
小麦色の世界はもう見飽きた
そろそろ 僕を潤すオアシスにたどり着きたい
蜃気楼のようだね ほら
揺らめいて 消えてはまた現れる
ラクダも呆れ顔だよ もう
あなたの気まぐれは
嵐が訪れたときは
あなたはピタリと 姿を見せない
「もういいや」って できたばかりの
水たまりに手を伸ばすと 再び姿を現わす
オアシスなんて なくてもいいのかなあ
って 思った時に限って またあなたの姿が見える
蜃気楼を目指して みても
触れられるはずもない ただの錯覚なのだから
でも もしかしたら「オアシスがあるかもしれない」って
頭に浮かべることができたら 進むしかないのかな
ないとわかっているけど
やっぱり見えている幻に惑わされたい
「そこにある」と思うことができるだけで 旅を続けられるから
蜃気楼のようだね ほら
揺らめいて 消えては また現れる
さあ ラクダにはもうひと頑張りしてもらおうか
あなたというオアシスに着くまで
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